[ロンドン 14日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグで戦っている複数のチームは、国内での新型コロナウイルス感染者数が増加していることを受け、来年1月の移籍市場では選手のワクチン接種歴を考慮する可能性がある。
プレミアリーグは13日、過去1週間で選手とスタッフから計42件の陽性が確認されたと発表。14日には、新プロトコルの一環として、クラブは毎日抗原検査を実施することが義務付けられたと発表した。また、選手とスタッフは1週間に2回、PCR検査も受ける必要がある。
今週に選手とスタッフから陽性者が出たアストンビラのスティーブン・ジェラード監督は、13日に英メディアに対し、今後の補強においては選手のワクチン接種歴を考慮する可能性を示唆。「全てを確認する。だから、それ(ワクチン接種)についても見ることになるだろう」と述べ、チームを向上させる選手かどうかが決断の決め手としつつも「検討する上で、会話の中でその話は出るだろう」と語った。
また、クリスタルパレスのパトリック・ビエラ監督も、「ワクチン接種の有無が最終的な決め手になることはないだろう」とする一方で、プロトコルでワクチン未接種の選手に10日間の隔離期間が義務付けられていることは、新たに選手と契約するに当たり検討材料になり得ると話した。