[ジャカルタ 16日 ロイター] - インドネシアのブディ・グナディ・サディキン保健相は16日、国内初の新型コロナウイルスのオミクロン株感染を確認したと発表した。
15日夜、ジャカルタにあるウィスマアトレット病院の従業員の感染が確認された。海外渡航歴はないという。
保健相によると、市中感染はないものの、ほかに5件のオミクロン株感染疑い例がある。このうち2人は最近米国および英国から帰国したインドネシア人で、3人は現在北スラウェシ州で隔離中の中国人。
5人については現在ゲノム解析の結果待ちとなっている。
オミクロン株は先月、南アフリカと香港で初めて確認された。世界保健機関(WHO)によると、現在は周辺のマレーシア、シンガポール、タイ、フィリピンを含め70以上の国で感染が確認されている。