[クアラルンプール 16日 ロイター] - マレーシア政府は16日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の2例目の感染者が報告されたことを受け、大規模な集会の禁止やリスクの高い集団への追加接種(ブースター接種)の義務付けなど新たな規制を発表した。
カイリー保健相は、オミクロン株が疑われるさらに18人についても確認を進めていると明らかにした。2人目の感染者はナイジェリアからカタール経由で家族と入国した8歳の子どもだという。1例目は今月初めに南アフリカからの入国者から確認された。
今のところ、同じ便の乗客35人を含む、濃厚接触者全員は新型コロナ検査で陰性となっている。
同相によると、オミクロン株のリスクを抑えるため、新年の大規模な集まりは禁止され、新年やクリスマスの私的なイベントへの参加者は自己検査が義務付けられる。
また、60歳以上のマレーシア人、およびシノバックのワクチンを接種した全ての成人は、「接種完了」の状態を維持するために2月までにブースター接種を受ける必要がある。