[パリ 16日 ロイター] - IHSマークイットが16日発表した12月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.6で、前月の56.1から低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想の55.0は上回った。
IHSマークイットのエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「新型コロナウイルスの新たな感染の波と、オミクロン株の出現が景況拡大を阻害したもようだ」と述べた。
サービス部門PMIは、57.4から57.1に低下。アナリスト予想の56.0は上回った。
製造業PMIは55.9から54.9に低下。アナリストの55.5も下回った。
IHSマークイットによると、外需が1月以来の大幅な減少を記録した。
「オミクロン株の出現が観光に打撃となり、新規海外顧客との取引が特にサービス業で落ち込んだ」とヘイズ氏は述べた。製造業については、原材料・部品不足が続いていると指摘した。