[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)は21日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界的に急拡大していることを踏まえ、段階的な国境再開を来年2月末まで延期すると発表した。
1月から国境をまたぐ移動の制限を徐々に緩和し、4月から全ての外国人渡航者の入国を認める計画だった。
ヒプキンス新型コロナ対応相は記者会見で、豪州在住のNZ国民を対象に認める隔離なしの入国について、当初予定の1月16日から2月末に先送りすると発表。
「現時点のあらゆる証拠から、オミクロン株はこれまでの新型コロナ変異株の中で最も感染力が強いことが示されている」と述べた。
政府の隔離施設での待期期間を現行の1週間から10日に延ばすほか、入国前のコロナ検査の要件を渡航前72時間から48時間に短縮する措置も発表した。