[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は21日、ワクチン接種済みの人の集まりを最大10人に制限するなどの新たな新型コロナウイルス感染抑制策を年末までに導入すると発表した。
ショルツ氏は、全国規模のロックダウン(都市封鎖)は導入しないとした上で、クラブやディスコを閉鎖するほか、サッカーの試合を含む大規模イベントは無観客で開催することで16州の首相らと合意したと明らかにした。
ショルツ首相は、これまでに導入された制限措置が効果を発揮しているとしつつも、ドイツで感染第5波が脅威となっていると強調。「ほんの数週間のうちにオミクロン変異株が感染の主流になるだろう」と述べた。
ブースター接種(追加接種)も推進する。国内でワクチン接種を完了した人の割合は約70.4%に達しており、そのうち32.6%がブースター接種を受けている。
ショルツ氏は国内の感染状況について議論するため、1月7日に州首相らと会談する予定。