[21日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)のアダム・シルバー・コミッショナーは21日、全米各地で新型コロナウイルスの感染が急拡大している中でも試合日程を変更する予定はないと語った。
NBAでは、前月の検査で陽性反応を示したのはわずか12選手だったのに対し、今月はすでに100人以上の選手が陽性となり感染が急増している。
シルバー氏は「われわれは今のプロトコルに満足している」とコメント。ワクチンが有効であることを示すデータがあると繰り返し指摘し、「シーズンを一時中断する計画は今のところない。むろん、全ての選択肢を検討した。このウイルスは根絶できず、共存していかなければならない」との見解を示した。
一部チームは、ロースターの選手多数が陽性となったことで試合延期している。
シルバー氏によると、21日時点でNBA選手感染者の90%はオミクロン株によるものだという。選手会が却下したワクチン接種義務化の提案を継続する一方、データで有効性が示されているというブースター接種(3回目の接種)も推奨する意向を示した。
選手の約97%がワクチン接種済みで、ブースター接種も終えている選手は約65%に上るという。