[23日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)や米アルファベット傘下のグーグルおよび自動運転車部門ウェイモ、北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は23日、来年1月に米ラスベガスで開催されるデジタル見本市「CES」への対面式参加を見合わせるとそれぞれ発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が理由。
1月5日から開催されるCESでは、GMのバーラ最高経営責任者(CEO)による基調講演が行われる予定だった。広報担当者によると、バーラCEOはオンラインで講演とプレゼンテーションを行うという。電動ピックアップトラック「シボレー・シルバラード」の初公開も行われる予定。
グーグルの広報担当者は「慎重に検討した結果、展示フロアへの出展を見送ることを決めた」とした上で、引き続き「バーチャルの機会を見いだす」と述べた。
ウェイモはブログで、可能ならCESにオンライン形式で参加したいとの意向を示した。
ティックトックは提携企業や広告主向けにオンラインイベントを開催すると表明。また、米インテルは同日、CESでの人員を最小限に抑えるとした。
21日には米IT大手のアマゾン、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)、ツイッター、ピンタレストがCESへの対面式参加を見合わせると発表していた。
CES関係者は、ワクチン接種証明の提示やマスク着用、コロナ検査の提供など「強力な対策」を講じた上で、見本市を予定通り1月5─8日に対面形式で開催すると述べた。
CESは声明で、今月16日以降に42社から出展見送りの連絡を受けたが、展示フロアの7%に満たないと指摘。また、60社が新たに出展企業に追加されたとした。