[シドニー 23日 ロイター] - テニスの四大大会、全豪オープン(OP)で大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏は、高い感染力を持つ新型コロナウイルスのオミクロン変異株の影響で、2022年の全豪開催は今年よりも「10倍大変だ」と述べた。
今年の全豪OPは、オーストラリアに入国した計1000人の選手とスタッフ全員が2週間の隔離生活をした上で2月に開催された。
しかし、来月17日開幕の22年大会では計3300人が入国予定となっており、医学的理由での免除を認められた者以外の全員にワクチン接種が豪政府から義務付けられている一方で、PCR検査で陰性であれば街を自由に出歩くことができる。
タイリー氏は、「22年は、21年大会の10倍大変。今回に比べれば、昨年は本当に簡単だった。とても多くの変数がある」とコメント。「21年はウイルスに侵された環境から来る選手からコミュニティーを守ることが重要だったが、22年は選手や観客がオミクロン株、新型コロナの亜種に感染しないようにすることが大事だ」と話した。