[28日 ロイター] - カナダで2番目に人口が多いケベック州のクリスチャン・デュベ保健相は28日、人手不足による州内の医療サービス低下を防ぐため、新型コロナウイルス検査で陽性となった場合でも、生活に必要不可欠な職業に就く一部のエッセンシャルワーカーに勤務継続を認める方針を発表した。
同州ではオミクロン変異株による新たな感染の波が発生して以降、1日当たりの新規感染者が過去最多を更新しており、27日には1万2833人と、国内で最多となった。
デュベ氏は記者団に対し「オミクロン株感染の広がりは非常に急速で多くの人員が隔離を余儀なくされ、医療体制にリスクをもたらしている」と指摘。
「優先順位とリスク管理のリストに基づき、一定の条件下で陽性のスタッフが勤務を継続できるようにすることを決定した」と述べた。今後数日中にさらなる詳細を発表するという。
また、1月4日から18歳以上を対象にワクチンの3回目接種を開始すると明らかにした。