[上海 30日 ロイター] - 中国湖北省武漢市の医師、李文亮氏が新型コロナウイルスの危険性をいち早く警告してから、30日で2年を迎えた。インターネット上では多くの人が、新型コロナで命を落とした李氏への追悼メッセージを残した。
李氏は2019年12月、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」の可能性がある症例が市内で確認されたと警鐘を鳴らし、翌20年1月に地元警察から訓戒処分を受けた。自らも感染し、同年2月に死去した。
李氏がネット上に残したメッセージのコメント欄には、その後も追悼の投稿が絶えない。30日にも「あなたのことは永遠に忘れない」といったメッセージや、ろうそくの絵文字が書き込まれた。