[パリ 31日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は31日、国民に向け大晦日の演説を行い、新型コロナウイルスの感染再拡大が続く中、向こう数週間は困難になるとの認識を示し、ワクチン接種を呼び掛けた。ただ追加的な抑制策を導入する必要については言及しなかった。
フランスの新規感染者数は3日連続で20万人を超えており、首都パリでは大晦日に毎年恒例で行われているシャンゼリゼ通りの凱旋門の花火大会が中止された。
フランスは広範に新型コロナ検査を実施。欧州の他の国でも感染拡大に歯止めがかかっていないが、31日の新規感染者数はイタリアが14万4243人、英国が10万6122人と、フランスほど拡大していない。