[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアの2021年原油生産量は、主要産油国でつくる「OPECプラス」の減産緩和を受け、新型コロナウイルス流行を受けて減少した前年から2%超増加した。
エネルギー省が2日発表したデータによると、原油・ガスコンデンセート生産量は日量1052万バレル。前年は1027万バレルだった。
21年は重量ベースで5億2405万トンで、ソ連崩壊後で最高となった19年の5億6020万トン(日量1125万バレル)はなお下回っている。
インタファクスによると、ロシアの旧ソ連諸国以外の石油輸出は2.2%減の2億1440万トン。また、ロシアの天然ガス生産量は10%増え、7623億立方メートルとなった。
ノバク副首相は先に、22年の産油量が5億4000万─5億6000万トン(日量1080万─1120万バレル)、23年には5億4200万─5億6200万トンに増加する見込みを示している。
ノバク氏は、産油量が22年5月までにコロナ禍前の水準に戻ると述べているが、一部アナリストは懐疑的な見方を示している。