[パリ 4日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は4日、2022年初のインタビューで、国内で新型コロナウイルス感染者が急増しているものの、5日に予定されるパンデミック(世界的大流行)への対応を巡る政府会合で、新たな制限措置が決定される可能性を否定した。
フランス政府は先週、オミクロン変異株の拡大を受け、行動規制を強化する方針を示した。ただ、大晦日に夜間外出禁止令は出さないとし、学校も予定通り1月初旬に再開すると明らかにした。
フランスでは4日、1日当たりの新規感染者が約27万人と、これまでの最多を更新した。
パンデミックに伴う巨額の債務にどのように対応するかという質問に対しては、経済活動が活発化すれば債務の借り換えは可能という認識を示し、自身の大統領在任中は増税しないと強調した。
さらに4月に行われる仏大統領での再選に向け、出馬を「望んでいる」としつつも、明確な出馬表明は避けた。