[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は17日、国外退去となった男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、来年の全豪オープン出場に向けた入国を許可する可能性に含みを残した。
ジョコビッチは16日、豪政府によるビザ(査証)取り消しを裁判所が支持する判断を示したことを受けて同国を出国した。
豪移民法の規定により、ジョコビッチは今後3年間、移民相がやむを得ない事情や人道的な理由があると判断しない限り、ビザ発給を受けることができない。
モリソン首相は17日、ラジオ局2GMに対し「移民相が下さねばならないさまざまな判断を妨げることを言うつもりはない」とし、「(ビザ発給が受けられない期間は)3年間にわたるが、適切な状況であれば戻る機会はあり、その時に検討されるだろう」と述べた。