[上海 20日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)の医療顧問は来月開催される北京冬季五輪について、新型コロナウイルスの厳しい検査要件によって、オミクロン株感染リスクが高い国の一部選手が出場できない可能性があるとの見方を示した。同時に、可能な限り柔軟な運用になるとも述べた。
大会の保健衛生対策について助言するIOC医療専門家パネルのメンバー、ブライアン・マクロスキー氏はロイターに対し、検査をクリアできない人も出てくる可能性があると指摘。ただ「オミクロン株感染歴があっても、もはや感染を広げないことを追加検査で証明し、中国に入国できるようにする方法を導入しようと取り組んでいる」と述べた。
北京大会は海外の選手らを中国市民と接触させないバブル方式で行われるほか、観戦チケットは一般販売されず、限られた人のみに分配される。