[ワシントン 20日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は20日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による世界経済の損失について、2024年までに12兆5000億ドルとしていた従来見通しをさらに引き上げると明らかにした。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)主催のイベントで、サプライチェーンの混乱、インフレ、金融引き締めが「あらゆる経済の回復に冷水を浴びせている」と指摘した。
また、新型コロナワクチン接種率の差やパンデミックによる貧富の格差拡大、学習損失などを背景に抗議活動や緊張、不安が強まるとの見解を示した。