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オーストリア、18歳以上にワクチン義務化 下院が法案可決

発行済 2022-01-21 09:24
更新済 2022-01-21 09:28
© Reuters.   1月20日、 オーストリア下院は20日、2月1日から18歳以上に新型コロナウイルスワクチン接種を義務づける法案を可決した。ウィーンの接種会場で2021年4月撮影(2022

[ウィーン 20日 ロイター] - オーストリア下院は20日、2月1日から18歳以上に新型コロナウイルスワクチン接種を義務づける法案を可決した。上院での可決と大統領の署名が必要だが、概ね形式的なもので、施行されれば、この規模で義務化に踏み切る国としては欧州初となる。

© Reuters.   1月20日、 オーストリア下院は20日、2月1日から18歳以上に新型コロナウイルスワクチン接種を義務づける法案を可決した。ウィーンの接種会場で2021年4月撮影(2022年 ロイター/Lisi Niesner)

同国はワクチン接種拒否率の高さと感染増に苦慮しており、政府は昨年11月にワクチンの接種義務化計画を発表した。年齢は当初案の14歳から18歳に引き上げた。

同国のワクチン接種完了率は人口の約72%で、欧州では最低水準。4回目のロックダウン(都市封鎖)が先月終了すると、感染力の強いオミクロン株で感染者数が記録的水準にまで増加した。政府は再封鎖は避けたい考え。

医師でもある野党社会民主党のパメラ・レンディ・ヴァーグナー党首は議会で、「ワクチン接種義務化は、この2年間われわれが強いられてきた個人の、また基本的人権の断続的な制限を脱するための緊急措置だ」と述べた。

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