[23日 ロイター] - ドイツのスノーボード統括団体のミヒャエル・ヘルツ会長は23日、来月4日に開幕する北京冬季五輪を前に、新型コロナウイルス検査が強豪選手を排除するために悪用される可能性があると懸念を示した。
ドイツでは今月、同国スキー協会のアルペンスキー部門責任者が、中国のコロナ検査は「恣意的」に行われている恐れがあると述べていた。
ヘルツ会長は独スノーボード統括団体のポッドキャスト番組で、「中国の大会でフェアプレーが見られるのか疑問だ。検査は比較的簡易で、誰かが後から偽陽性だったと弁解することもできる」とコメントした。
同会長によると、昨年11月に中国で行われた五輪テストイベント中に、検査で陽性と判定されたドイツのスノーボードコーチが非人道的な扱いを受け、後に偽陽性だったことが判明したという。