[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツは24日、現行の新型コロナウイルス対策の延長を発表した。政府の専門家委員会は、オミクロン株の急速な拡大で重要インフラが限界に達する恐れがあると警告している。
ショルツ首相は、私的な集まりを10人までに制限する措置や、レストランでコロナワクチンのブースター接種(追加接種)証明もしくは陰性証明の提示を義務付ける措置など、現行規制を延長することで各州トップと合意したと発表した。
その上で、感染者数が急増または急減した場合には、規制の強化や緩和を検討すると述べた。
ロベルト・コッホ研究所のデータによると、24日の新規感染者数は6万3393人と前週比86%増加した。
ショルツ氏と州トップはPCR検査の利用に優先順位を付けるとともに、検査能力を拡充することでも合意した。ただ、政府補助によるPCR検査は感染リスクの高いグループや医療従事者、介護施設職員などに限定される。