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コロナ経口薬、できるだけ早く供給できるよう努力=メルク日本法人社長

発行済 2022-01-25 17:46
更新済 2022-01-25 17:54

[東京 25日 ロイター] - 米製薬大手メルクの日本法人、MSD(東京都千代田区)のカイル・タトル社長は25日の会見で、新型コロナウイルス感染症の軽症患者に向けた初の飲み薬「モルヌピラビル」(商品名・ラゲブリオ)について、できるだけ早く供給できるよう努力していると述べた。

モルヌピラビルは、昨年12月に新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認された。投与対象は重症化リスクがある18歳以上の軽・中等症患者で、1日2回、5日間服用する。

政府は160万人分を調達することで合意。すでに20万人分が配送されており、2月と3月にも各20万人分、9月までに100万人分を調達する計画となっている。

タトル社長は、グローバルで製造を強化していると説明。「日本が優先的な市場だと認識されている」とし、160万人分をできるだけ早く出したいと述べた。

白沢博満・上級副社長も、これまで示されている供給スケジュールは最低限のものだとし「最大限何ができるか、国とも調整している」と語った。

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