[北京 25日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は北京冬季五輪の開幕を1週間後に控えた25日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会談した。
中国国営中央テレビ(CCTV)によると、習主席はバッハ会長の訪中を歓迎し、バッハ氏は中国の大会準備を評価した。IOCの発表によると、会談では新型コロナウイルス対策も話し合った。
選手や大会関係者はチャーター便で中国入りするのに先立ち、新型コロナ検査を受ける必要があるが、大会組織委員会は24日に選手1人を含む関係者15人の感染を確認したと明かした。
バッハ会長は22日に北京入りし、その後3日間の隔離措置を取った。
北京五輪を巡っては、中国の人権問題を背景に米英、カナダ、オーストラリア、日本などが公式な外交団を派遣しないことを表明しているが、IOCは会談について「両指導者は北京五輪に対する国際社会の力強い支持について話し合った」と述べた。