[東京 1日 ロイター] - 松野博一官房長官は1日午後の会見で、塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルス治療薬としての経口抗ウイルス薬について、同社から申請があれば厚生労働省が優先的かつ迅速に審査し、有効性が確認されれば速やかに承認の手続きが進められるとの見通しを示した。
同社は1月31日、最終段階の臨床試験を実施中であるが、その中でウイルスを減少させる効果が確認されたことなどを公表していた。
松野官房長官は、国内企業による治療薬の開発・研究は「重要である」と指摘。日本政府として治験の実施に関し、積極的に支援していく方針を明らかにした。