[パリ 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した1月のフランスの製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.5と前月の55.6から小幅低下した。
新型コロナウイルスによる活動制限やインフレ圧力が打撃となった。速報値から改定はなかった。
IHSマークイットによると、サプライチェーンの問題は改善しているが、依然として納入の遅れによる混乱が見られる。新型コロナ感染による隔離も足かせとなったという。
同社のシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は、製造業の生産の伸びはいくらか勢いを取り戻したとしながらも「資材や従業員の不足により生産能力はいっぱいだ」と指摘した。
「1月の生産価格は今までにないペースで上昇した。供給面の改善がなければ、インフレはこの水準に定着する可能性がある」との見方を示した。