[東京 2日 ロイター] - 松野博一官房長官は2日午前の会見で、東京都への緊急事態宣言の発出について、現時点で検討していないと述べた。
松野官房長官は、東京都の医療状況について、昨年8月半ばのピーク時には確保していた病床が十分稼動せずに待機者が発生したが、1日時点の病床使用率は50.7%にとどまっていると指摘。重症病床の使用率も1日時点で37.2%だとした。
政府として現時点で緊急事態宣言の発出は検討していないが、今後の感染状況や医療のひっ迫度合いなどを注視しつつ、知事や専門家と緊密に連携して対応していくと語った。
(杉山健太郎)