[北京 2日 ロイター] - 北京冬季五輪に向けて実施された1月23日以降の新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した関係者232人のうち、11人が入院したことが分かった。
また、大会組織委員会は2日、1日に実施した検査で32人が陽性反応を示し、そのうち15人は空港到着時の検査で見つかったと発表した。
医療専門家会議で座長を務めるブライアン・マクロスキー博士によると、入院者に重症はいない。また、232人の陽性者のうち、空港検査で分かったのが163人、「クローズド・ループ」と呼ばれる関係者を一般市民から隔離するためのバブル内検査では69人だったという。
マクロスキー委員長は「現時点でループ内での大きな広がりは見られない。特に心配はしていない」との見解を示し、「現実として世界中の全ての国が中国よりも新型コロナのレベルが高い」と語った。