[ストックホルム 3日 ロイター] - スウェーデン政府は、レストランの時短営業などの新型コロナウイルス感染対策の規制を来週解除すると発表した。感染状況は深刻なものの、ワクチンの追加接種などで医療体制を維持できるとみている。
現在、バーやレストランは時短営業を求められ、屋内の大規模会場は収容人数が制限されている。この規制は先月、2月9日まで延長された。
アンデション首相は記者会見で規制解除の方針を示し「感染率はもうしばらく高止まりするだろうが、流行の最悪期は終わったとみられる」と述べた。
ハレングレン保健相は、ワクチン接種や、体調不良の場合の隔離といった勧告は維持し、ワクチン未接種者への勧告は厳しくする見込みを示した。
さらに、最近の感染急拡大をもたらしたオミクロン株が、それまでの変異株より重症化しにくいとのデータが発表される中、状況を注視していくが、もはや社会への脅威でないと保健当局が提言する予定だとした。