[4日 ロイター] - 米国で4日、新型コロナウイルス感染による死者が90万人を超えた。1日当たりの死者数は横ばいになり始めているものの、感染症の大流行は新たな節目を迎えた。
ロイターの集計によると、米国でコロナの感染が確認され始めた2020年初め以降、米国の累計死者数は4日時点で少なくとも90万4228人。サウスダコタ州の人口を上回り、世界で最も多い。ロシア、ブラジル、インドがこれに続き、3カ国合計の死者数は180万人以上に上る。
一方、より感染力が強いオミクロン変異株の勢いが弱まるにつれ、米国で報告される死者のペースは鈍化しているように見える。7日間平均はここ2日間続けて2592人と、現在の流行の波が始まってからのピーク時平均2674人から減少している。昨年1月にデルタ株が流行した際のピーク時平均は3300人だった。