[6日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は6日、新型コロナウイルス対策の一環で禁止している外国人観光客の入国について、解禁は「遠くない」との見方を示し、議会で週内に議論すると述べた。
2020年3月に国境を閉鎖した豪州は、ここ数カ月で段階的に再開を進め、現在は国民と居住者、技能労働者、留学生、一部の季節労働者の入国を認めている。
オミクロン株の感染拡大は続いているものの、入院者数や死者数は横ばいになりつつある。ニューズ・コーポレーション傘下の新聞はこの週末、関係筋の情報として、豪政府が2─3週間以内にも国境を再開する可能性があると報じた。
モリソン氏は6日、「安全かつできるだけ早期に国境を再開し、観光客を再び迎える決定を下せるのを待ち望んでいる」と述べ、「(その日が)遠いとは思わない」と続けた。
豪議会は今年最初の会期が7日に開会するが、モリソン氏は観光客の入国解禁について「非常に早い段階」で議論するとした。