[バンコク 7日 ロイター] - タイ政府は、中国、マレーシアとの間で隔離なしで相互に往来できる「トラベルバブル」を導入するため、今月両国との協議を行う。
重要産業である観光業の強化が狙い。タイ政府報道官が7日明らかにした。
2019年にタイを訪れた外国人観光客は4000万人近く。4分の1以上を中国からの観光客が占めていた。
タイ政府報道官によると、協議では対象となる人数などを決める。中国は「観光客の交換」ついて協議することに同意しているという。
タイ政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種済みの旅行者を対象にした隔離なし入国制度「テスト・アンド・ゴー」を1週間前に再開。一方の中国は、大半の入国者に長期間の隔離を義務付け、ゼロコロナ政策を維持している。
タイでは5日の新規感染者が過去3カ月間で最多の1万人に達した。