[ブラジリア 9日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は9日、一部米州諸国で新型コロナウイルスの新規感染者と入院者数が減少している一方、中南米の一部地域では死者数が増加し続けていると発表した。
PAHOによると、北米3カ国における過去1週間の新規感染者と死者数は減少、米国とカナダでは入院者と集中治療室(ICU)収容者数が減少した。
米州全体の感染者数は、過去1週間に31%減少した。死者数は、中南米での増加ペース加速に押し上げられて13%増加した。
エルサルバドルでは、新規感染者数が70%減少した一方、ベネズエラでは死者数が42%増加。チリでは入院者数が50%増加、ペルーとアルゼンチンでは感染者数が半減したという。