[オスロ 12日 ロイター] - ノルウェーのストーレ首相は12日、新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)で残っていた規制を同日付でほぼ全て解除すると発表した。感染増加で医療体制がひっ迫する可能性が低いためとした。
スバールバル諸島については、一部の規制を継続する。
首相は会見で「コロナ流行はもはや、われわれの大半にとって健康上の大きな脅威ではない。オミクロン株は(従来と比べて)はるかに重症化しづらい上、われわれはワクチンで守られている」と語った。
規制撤廃で、密集空間でのマスク着用や、少なくとも1メートルの社会的距離の確保が必要なくなる。これにより、ナイトクラブなど娯楽施設の営業が全面的に再開可能になる。
また、感染者は隔離の必要がなくなる代わりに、少なくとも4日間の外出自粛が推奨される。
ノルウェーへの旅行者は事前の入国申請が不要になり、ワクチン未接種者などに義務付けていた出国前の陰性証明書の取得も必要なくなる。
ノルウェーは昨年12月、オミクロン株の感染急拡大を受けて部分封鎖に踏み切っていた。