[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツで14日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者は7万6465人となり、先週の同じ曜日と比べて20%減少した。また、10万人当たりの7日間感染者数も前日の1467人から1460人に減少。同国政府はコロナ規制を緩和する方針だ。
ショルツ首相と各州指導者は16日に会合を開き、可能な規制緩和について話し合う予定。この会合のために作成された草案によると、エッセンシャル(社会機能の維持に不可欠)ではない店舗での買い物客に対するワクチン接種証明書または検査の陰性証明書の提示義務を廃止することが検討されている。
屋内での私的な集まりに参加できる人数について、全員がワクチン接種を受けている場合は20人までに増やす案も盛り込まれた。
また規制緩和第2段として、3月4日からのナイトクラブ再開やワクチン未接種者のレストランへの入店を可能にするとしている。
屋内や公共交通機関でのマスク着用義務は引き続き維持される見通し。
リントナー財務相は、連邦・州政府に16日の会合で包括的な規制緩和の決定を要求。その後の日常生活に向け顕著な違いを示すことが必要と述べた。
一方、ドイツの専門家パネルは13日、現在の感染の波が今後数週間で横ばいになることが予想されることから、政府は規制緩和計画を立てる必要があるとしたが、早急な緩和には警戒を示した。