[ワシントン 14日 ロイター] - 米運輸省は14日、米国の航空会社の旅客数が2021年に6億7040万人と、前年を83%(3億0360万人)上回ったとの速報値を発表した。ただ、新型コロナウイルス禍前の19年の水準は2億4590万人(27%)下回っている。
19年の全フライトに占めた国内便旅客の割合は88%、21年は91%。国際線旅客の割合は9%だった。
12月単月の米航空会社旅客は6630万人で前年同月比118%増、19年12月からは16%減少した水準。
20年には旅客数が60%(5億4900万人)減少し、1984年以降で最も少なかった。
米国の航空業界団体であるエアラインズ・フォー・アメリカによると、1月末の航空利用はコロナ禍前に比べて25%減。国内便は23%、国際便は38%、ビジネス目的は51%とそれぞれ減少している。