[ハノイ 15日 ロイター] - ベトナム観光総局は15日、外国人観光客受け入れの完全再開と移動規制のほぼ全面解除を3月15日から実施することを提案した。首相が承認すれば、計画より3カ月の前倒しとなる。
新型コロナウイルスのオミクロン株はこれまでの変異株に比べて入院者や死者数が少ないことから、オミクロン株で感染が増加したタイやフィリピンなど東南アジア諸国も同様の段階的再開に入っている。
今回の提案には、渡航者に対する1日の隔離義務継続と、出発および入国時の検査陰性の結果を求めることなどが含まれている。
15日にベトナムで確認された新規感染者は過去最多の3万1814人、累計では254万人を超えている。累計死者数は約3万9000人。
2年前のパンデミック(世界的流行)を受け、ベトナムは世界で最も厳しい国境規制を実施してきた。