[アムステルダム 15日 ロイター] - オランダ政府は15日、新型コロナウイルス規制の大半を18日に解除すると発表した。オミクロン株の流行で感染者が記録的な水準に達しているが、入院患者の急増にはつながっていないとしている。
カイパース保健相は会見で「オランダは再び開放される。幸せなことに別の段階に入った」と述べた。
バーとレストランは、18日から午前1時まで営業が許可される。現在は午後10時で閉店となっている。
同相は状況を楽観しているが、注意は必要だと指摘。今月25日から通常の閉店時間に戻ると述べた。
「(新規感染の)ピークは過ぎたばかりだ。このため、全員に注意を呼び掛ける」とし、マスクの着用は義務ではないが、推奨されると述べた。
公の場での社会的距離規制も月内に廃止する。ただ、入場には、ワクチン接種証明、回復証明、陰性証明のいずれかの提示が必要になる。
他の一部の欧州諸国も段階的に規制を緩和しており、フランスでは16日からナイトクラブの営業を再開できる。