[リスボン 16日 ロイター] - 欧州格安航空会社(LCC)大手ライアンエアのマイケル・オレアリー最高経営責任者(CEO)は16日、今夏のピーク期における平均航空運賃について、新型コロナウイルス禍前の2019年同時期を大きく上回るとの見通しを示した。
オレアリー氏はリスボンで記者団に、3─5月の運賃はまだ19年の水準に届かないとみられるが、夏休みに入り家族が海外旅行に出るようになる6月から上昇し始めるだろうと述べた。
その上で、その後は世界経済と原油価格の動向や新型コロナ感染拡大があるかなどに左右されるが、「旅客数は3─4月までにコロナ禍前水準に回復するとみている」と指摘した。
ライアンエアが先月発表した21年第4・四半期の決算は、9600万ユーロの損失だった。