[東京 17日 ロイター] - 東京都の小池百合子知事は17日、緊急事態宣言の要請を検討する指標のうち、重症者用の病床使用率が基準を超えたことなどに関連し、さまざまな指標を総合的に勘案して推移を見守っていくとの考えを示した。
小池知事は新型コロナモニタリング会議後、記者団に対し「さまざまなこれまでの指標、新たな指標を総合的に勘案するということで見守っていきたい」と述べた。ワクチン接種の推進やケア体制の充実などで感染を抑え込んでいく意向を示した上で「夜間の滞留人口や日々の行動変容などをみていると、皆様に引き続き協力いただいていることがよくみてとれる。これらのことも判断の材料としていきたい」と語った。
東京都では、緊急事態宣言の要請を検討する重症者用の病床使用率について30─40%を目安としている。15日時点では31.5%に達していた。