[ベルリン 17日 ロイター] - 独スポーツ用品大手・アディダスは17日、主要市場である中国での業績について、新型コロナウイルス関連の新たな規制や中国の消費者による西側ブランドのボイコットの影響にもかかわらず、成長するとの見通しを示した。
この発表は、独月刊誌マネジャー・マガジンが情報源を明かさず、アディダスが22年の中国での売上高が4億ユーロ(4億5500万ドル)減少すると予想していると伝えた後に行われた。
アディダスの広報担当者は、記事について問われ「21年の中国における業績は伸びた。22年も伸びる」と述べた。
アディダスの大中華圏における第3・四半期売上高は15%減少したが、1─9月は15%増加した。
21年の決算は、3月9日に発表される。
西側では、新疆ウイグル自治区でイスラム教少数民族であるウイグル族の人権が侵害されているとして、同地域産の綿花発注を停止する動きが拡大。中国は人権侵害を否定しており、西側製品が不買などの標的にされている。