[ワシントン 1日 ロイター] - バイデン米大統領は1日の一般教書演説で、国民が薬局で新型コロナウイルス検査を受け、陽性であれば直ちに無料で錠剤タイプの抗ウイルス薬を受け取ることができるようにする新たな取り組みを開始したと表明した。
バイデン氏はこれらの薬には世界のどの国よりも多くの注文を出していると述べ、ファイザーが3月に100万錠、4月にはその倍以上の錠剤を米国に提供すると付け加えた。ファイザー製の錠剤は入院に至る可能性を90%減らすという。
ホワイトハウスによると、バイデン政権は2日、新型コロナに対する国家準備計画を発表し、「安全に前進し、よりノーマルな日常に戻る」方策を示すという。
演説では、新型コロナとの闘いで米国が成し遂げた進歩に言及しつつ、米国民は新たな変異株に備えなければならないと警告。「新しい変異株が現れないとは約束できない。しかし、その場合に備えてわれわれが全力を尽くして準備することを約束できる」と述べた。
米国は現在、新しいワクチンを数カ月や数年ではなく、100日以内に展開できる状態だとした。