[上海 3日 ロイター] - 中国政府の新型コロナウイルス対策専門家チームを率いる梁万年氏は、同国の厳しいコロナ規制の緩和を検討するのは時期尚早だとし、感染力の強いオミクロン変異株により多数の死者が出る可能性が依然としてあると指摘した。
中国国営の中国中央テレビ(CCTV)のインタビューで、中国の「ダイナミック・クリアランス」戦略を「魔法の武器」と表現し、ウイルスとの「共生」はまだ選択肢ではないと述べた。
オミクロン株は依然としてインフルエンザよりも、はるかに致死率が高く、中国の医療資源に大きな負担がかかる可能性があると指摘。
「このような状況で規制を少しでも緩和すれば、個々の重症化や死亡リスクは低いとしても、14億倍ともなれば膨大な数になる」と述べた。