[香港 8日 ロイター] - 香港政府に新型コロナウイルス対策を助言するため現地入りしている中国国家衛生健康委員会の梁万年・専門家チーム長は、香港は新型コロナの感染と重症化、死亡者数を減らすことに焦点を当てた「ダイナミックゼロ」戦略を堅持する必要があるとの認識を示した。新華社が伝えた。
新規感染者数が過去最多を更新し続けている香港では、今月中にコロナ感染の有無を調べる大規模な強制検査が導入される予定になっている。
新華社によると、梁氏は「感染、重症化、死亡者数を抑制することが、香港にとって現段階での喫緊かつ最優先事項だ」と指摘。「この第1の目標が達成された後で、第2、第3の目標に移行する」と述べた。
強制検査については、細部を慎重に詰めた上で適切な時期に実施する必要があると語った。
香港では、これまでの累計の感染者数が50万人前後、死亡者数は2200人超に達したが、そのほとんどが過去2週間に発生している。