[メキシコ市 9日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は9日、米州における先週の新型コロナウイルス感染が26%、死者も19%それぞれ減少したと公表した。ただ、一部の有効な感染対策は、継続すべきと警戒を促した。
先週の米州感染者は110万人、関連死者は1万8000人だった。
PAHOのエティエンヌ事務局長は「われわれはパンデミックの終息を願っているが、楽観主義だけでウイルスは制御できない。対策を緩めるには時期尚早だ」と述べた。
また、検査件数が限定されているため、報告されている感染者数が実数を反映しているとは限らないと指摘。「一部の国と地域では、最新の感染拡大に伴う感染者増加が報告されている」と述べた。