[ロンドン 31日 ロイター] - 英ロイズ銀行が31日公表した3月の英国の業種別景況調査によると、インフレ拡大とウクライナ紛争で事業者の景況感が大きく低下した。また、値上げと賃上げを予定している企業が増えたことも分かった。
3月の企業景況感指数は前月から11ポイント低下して33%となり、新型コロナウイルス禍開始以来最大の落ち込みとなったほか、2021年8月以来の低水準となった。
インフレ拡大に応じて値上げを予定している企業の割合は、3ポイント上昇して55%となった。
採用を予定している企業は7ポイント低下したが、依然31%と高水準だった。今後12カ月に平均2%以上の賃上げを予定している企業は49%と過去最高水準、21年3月からは32ポイント上昇した。
調査は3月1─15日、1200社を対象に実施した。