[東京 1日 ロイター] - イオンは1日、2022年2月期の利益予想を下方修正すると発表した。連結純利益は200―300億円の予想を60億円(前期は710億円の赤字)へと大幅に引き下げた。新型コロナウイルス感染症が長期化したことで、営業自粛や消費マインドへの悪影響が続いた。
IBESのコンセンサス予想では、アナリスト5人の純利益予想の平均値は234億円となっていた。
期初は第2四半期には新型コロナが減少に転じるとみていたが、9月末に緊急事態宣言が解除されるまでの間、予想以上に長期化。年末にかけて回復傾向がみられたものの、年明け以降にまん延防止等重点措置が発令されるなど、再度、下押し要因となった。
同社は、8日に決算発表を予定している。アナリスト7人の23年2月期純利益予想の平均値は300億円となっている。