[20日 ロイター] - 米バイオ医薬品大手モデルナは今月末までに、生後6カ月から5歳までの子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可(EUA)を米当局に申請する計画だ。広報担当者が20日、明らかにした。
子どもへの臨床試験は、オミクロン株が主流となった時期に実施され、ワクチンを2回接種した2─5歳の予防効果は約38%、6カ月から2歳で44%となった。同社によると、ワクチン2回接種の成人もオミクロン株に対する効果は従来株より下がり、この程度になったという。
米ファイザーと独ビオンテックは先週、共同開発したコロナワクチンの5─11歳向け3回目追加接種の臨床試験で、オミクロン株に対して抗体量が大幅に増える効果を確認したと発表した。