[メルボルン 22日 ロイター] - オーストラリア野党労働党のアンソニー・アルバニージ党首が21日、新型コロナウイルス検査で陽性になったと明らかにした。
5月21日の総選挙に向けた運動で豪西部へ向かう前の検査で判明した。労働党は9年ぶりの政権返り咲きを狙っているが、選挙戦のさなかに7日間の隔離を余儀なくされることになる。
アルバニージ氏は「シドニーの自宅で7日間隔離し、衛生指針と助言に従う。引き続き首相の選択肢としての責任を果たし、全国民のより良い将来のために戦う」と交流サイトに投稿した。
豪紙オーストラリアンの委託で18日に実施されたニュースポールの最新世論調査によると、労働党の支持率は保守連立を53%対47%でリードしている。しかし、次期首相としての支持率はモリソン首相が44%で、アルバニージ氏の37%を上回ってリードを広げた。
20日には第1回討論会が行われ、評論家らは勝負がなお拮抗していることが示されたとしている。