[トロント 22日 ロイター] - カナダ国境サービス庁(CBSA)のデータで、4月11日の州にカナダを訪れた旅行者が新型コロナウイルス禍以後初めて週単位で100万人を突破したことが分かった。国境規制の緩和で訪問者が戻ったとみられている。
観光業者は、4月第1週の回復が夏季休暇に向けて今後も加速すると見込んでいる。観光業界はコロナ禍の影響が最も深刻だった部門の一つ。
F1Sの高級旅行アドバイザーは「人々は2年間自宅にこもった後、支出を増やす用意ができている」とした上で、コロナ感染の危険がまだあるため、より配慮が行き届いているとみられる高級施設での滞在を望んでいると述べた。
カナダは感染拡大防止のため最も厳しい水準の水際対策を取っていたが、4月からワクチンを接種した渡航者の検査義務が撤廃されると、観光旅行の予約が伸び始めたという。
それでも、渡航者数は2019年4月15─17日の水準を約
44%下回っている。