[ボゴタ 25日 ロイター] - コロンビアのドゥケ大統領は25日、5月1日から屋内でのマスク着用義務を一部撤廃すると発表した。輸送機関や医療施設、学校での着用義務は継続する。
保健省によると、国内の新型コロナウイルス感染者は累計で600万人余り、死者は13万9778人。現在治療中の患者は3000人弱。
ドゥケ大統領は「5月1日から屋内でのマスク着用義務を撤廃する」と述べたが、介護施設、病院や診療所、公共輸送機関、教育施設の屋内部分での着用義務は継続すると説明した。
また、規制緩和が可能なのはワクチン接種完了率が人口の少なくとも70%、追加接種(ブースター接種)の完了率が少なくとも40%に達している自治体に限ると述べた。
コロンビアへの渡航者については、ワクチン接種が完了していない場合、到着72時間前のPCR検査または同48時間前の抗原検査で陰性を証明する義務があるとした。
5月1日以降、バーやレストラン、大規模イベントでワクチン接種証明書を提示する義務を撤廃。一方、2020年に発動された衛生非常事態宣言期間は6月末までさらに2カ月延長されるという。