[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は、27日公表した新型コロナ感染緊急局面終了後についての提言文書で、加盟各国政府に対し、ワクチン未接種の特に子どもに対し、今年秋の新学期前のワクチン接種を推進し続けるよう求めた。欧州委が保管や投与のしやすい新しい抗ウイルス薬の開発を支援する可能性も表明した。
コロナウイルスが変異し続けることで感染が再び急増する可能性は高いとし、加盟各国が必要ならこれまでのような緊急措置に戻る計画も準備しておくべきだと指摘した。
キリアキデス欧州委員(保健衛生担当)は、コロナ感染とコロナ関連の死亡が減少していることから、EUとしては全員型のウイルス検査やすべての感染報告を求める局面から、新たなコロナ戦略の局面に既に入ったと語った。ロイターの26日の報道内容を確認した。